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電脳工房蛟龍準備室
本サイトを再立ち上げするための準備室です。当面、映画・アニメ・小説・創作をメインに、ぼちぼちと綴っていけたら、と思っております。
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アイアン・フィスト
こちらは「きわものカンフー」映画で、これも上出来の部類。
ただし、「47RONIN」がA級を目指していたのに対し、こちらは端から目指せB級である。
いろんな感想を読むと、「アクションに切れがない」とか「スピード感が……」とかあるのだが、それは当然。
なぜなら、監督・原案・脚本・音楽・主演を兼務したRZAの目指すカンフー映画が、ドニー・イェンやジェット・リーに代表される現代型カンフーアクションではなく、ショウブラザーズを中心とした50〜70年代型カンフー(つまりはブルース・リー以前だけど、「燃えよ!ドラゴン」のオマージュはある)だからだ。
タイトルロールで、画面内が縦にビヨーンと伸びるのがその証拠。
※昔は横長ワイドの映画を小さな劇場やテレビで上映する場合、本編は映像の左右をトリミングするのだけど、タイトルロールでそれをやると文字が切れてしまうため、横だけサイズを縮小(だから、人物なんかもビヨーンと縦長になる)した。
血が大量に飛び散ったり残酷描写がかなりあるのも、主人公でも平気で四肢を切断されてしまうのも当たり前(有名どころは「片腕カンフー」シリーズ)。
だから、そのあたりを全く見ていないと、乗り切れないかも知れない。
もちろん、それだけにこだわったわけではなく、今風のカンフーアクション寄りのシーンもあるが(ワイヤーやCGエフェクトの多用)、50〜70年代型カンフーとの調和を保つために、スピード感は抑えてあるように思えた(この辺も、アクションコーディネーターがコリー・ユンなのだから、スピード感を出すなんてお手のもののはずなのだ)。
ストーリーラインはキン・フーの「残酷ドラゴン・血斗!竜門の宿」(「ドラゴン・イン」「ドラゴン・ゲート」と、ツイ・ハークが何度もリメイクしてる)あたりをベースにして、いろいろな武侠ものからパーツを引っ張ってきているような感じ。
最終決戦も、三者三様の工夫があった。ただ、ゼン・イーと銀獅子の対決は、もう少しタイマンがあってもよかったかな。

なお、本作はタランティーノの名前で宣伝されていたと思うのだが、タランティーノはあくまで「プレゼンツ」でしかクレジットされていない。
お金は出さないけど口は出した(アドバイスや宣伝という意味で)、というところか。

そういえば、本国版では、エンドクレジットで続編が匂わされているらしいのだけど……。
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47RONIN
「き和ものファンタジー」としては、上出来の部類に入るんじゃないかな。
吉良を討つ動機も日本以外でも理解できるよう、罪のない王の復讐プラス姫の奪還というわかりやすいものになってるし。
キアヌが演じるキャラクターも、(特にRPGの)ファンタジー世界における異人(異能者)としておなじみのものだし。
惜しむらくは、討ち入り後のアクションが淡白になっちゃうところ。
せっかくの四十七士が生かせていないのはもったいない(吉良はとっとと一人で逃げちゃうし)。
キアヌの相手がCGとのタイマンになっちゃうのももったいないよね。

それと、魔女の目的が、今ひとつ見えなかったのも惜しいかな。
魔女の背後には黒幕の妖怪がいたりして(ぬらりひょんとかさ)、キアヌは生き残って(武士じゃないから切腹は許されず、放逐されるだけ)、妖怪ハンターか何かになるんだと思ってましたよ。
「12人の怒れる男 評決の行方」
12人の怒れる男1

「十二人の怒れる男」をまともに見た記憶がなかったので、TUTAYAでレンタル。
てっきりシドニー・ルメット版だと思っていたら、なぜかカラー?
97年にTVムービーとしてリメイクされたウィリアム・フリードキン版でした。(^^;
まあ、もともとはテレビドラマが原版なので(当時は生放送だったらしい)、映画よりは予算の少ないテレビの方が合っている規模の作品でしょう。
ルメット版も映画としては低予算(それでも当時の円換算では1億2千万を超えている)・短期間で撮影されたとのことですし。
今回のバージョンも、ルメット版と同じ脚本を使用して予算削減・省エネ化を計った模様。

もっとも、この脚本なら短期間での撮影も納得できるかな。
役者の力量さえあれば、監督はほぼカメラ位置を決めるだけでいいし、ポスプロも必要ないし。
それだけ、脚本は良くできていると思うのですが、欲を言えば、冒頭の裁判シーンを20分ぐらいで描いて欲しかったところ。
そうすれば、本格ミステリとしても十分成立すると思います。
今のままでは、重要な手がかりが後出しになっているため、終盤のサプライズが今ひとつ、という気がしてしまうのだけど。
まあ、ミステリとして撮る気はなかったんだろうなぁ。

12人の怒れる男2

第8陪審員役は、ジャック・レモン。
渋い。
ルメット版のヘンリー・フォンダより、個人的にはこちらの方が説得力があるように思う。
ただ、「怒れる男」というにはやや枯れ過ぎかな。

12人の怒れる男3

第3陪審員役のジョージ・C・スコットを激昂させたところ。
この手の表情は、熟練の俳優ならではですね。

12人の怒れる男4

ラストシーン。
一人ぼっちのジョージ・C・スコットがなんとも……。

そういえば、今作にはロシア版もあって、それも評価がかなり高いみたいです。
そちらもまた、見てみることにしよう。

テーマ:映画 - ジャンル:映画

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